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2018/03/11

トップチーム

3/9 SC相模原戦 樋口靖洋監督記者会見コメント

3/9 SC相模原戦 樋口靖洋監督記者会見コメント

樋口 靖洋監督
まずは一言、もったいなかったなという思いです。最後のワンプレーで勝ち切ることができなかった。つまり、ゲームをしっかりと終わらせなければいけない、というゲーム展開に持ち込んで、その最後のワンプレーでやられているという部分では、非常にもったいないゲームをしてしまったなという思いがあります。
ただ、選手たちには先ほど話をしてきたんですけど、これから残り31試合、当然今日のようなシチュエーションがあると。次は同じ過ちを繰り返さないためにも、今日のゲームを一つ経験値にしようと。われわれは「積み重ね」ということをやっていかなければならないチームで、完成はまだまだほど遠いですけど、今日の終わらせ方という部分でも、一つチームとしての経験値として積み重ねをしなければいけないという話をしてきました。
それと90分のゲーム全般をとおして言えば、どちらが主導権を持つかというところでは、あっちに行ったりこっちに行ったりはしているんですけど、私としては、向こうにそれほどうまく崩すという形を作らせることはなかった。割と2トップの大きい選手にボールを入れて、そのセカンドを狙ってくるという部分に関して言えば、今日は対策をしていた部分、それから選手たちの意識、そういう部分で決して簡単にやられるという感じではなかったですね。唯一怖かったのはセットプレー。そのセットプレーも非常に集中力を持ってはね返していて、実際に一回、前半の最後に一発やられたなというのがあったが、それ以外では基本的には良い対応をしていたと思います。そういう意味でも、相手のやりたいことに対しては非常に対処できていた。
それから、自分たちがボールを握るということに関しても、決して恐れることなくボールを動かそうとしている部分もあったし、実際に点数を取った形(1点目)、あれなんかは非常に良いサイドチェンジからの崩しだった。あとは前半3、4回、相手ペナルティーエリアの深い位置まで入るという、チームとして狙いを持っている部分を表現できたかなと思います。そういう意味では、開幕戦である程度チームとしての狙いが攻守において表現できたという手ごたえを感じたという意味で、良いスタートを切ったと思います。ただそれだけに、最初に言った、終わらせ方をきっちりやれていれば、今日のゲームは90点くらいあげられるゲームだったかなと思います。
今シーズンの一つ大きな目標は、ホームで勝ち越すということで、それができればもう一つの目標である一ケタ順位にも近づくという意味で、次もまたホームになりますので、金曜日、非常に忙しいところ、今日も1000人を超えるお客さんに来てもらったので、来週もまたぜひ足を運んでもらって、今度こそみんなで喜びを分かち合えるように、また1週間準備をしたいと思います。

 

――対策していた部分とは。
ウチが非常に良い形で、プレッシャーを掛ければトップに浮いたボールを入れてくると。浮いたボールを蹴ってくるのはしょうがないと。逆にその入ったところが取りどころになると。そういう部分で非常にCBがよく競っていました。上背で言えば完全に向こうのほうが大きい中で、非常に強く競って、セカンドボールをチーム全体でどう拾うかということに関して、相手にやらせることが少なかったかなと。

 

――1点目は狙いどおり?
チームとしてボールを動かしていく中で、タイミング良く幅をサイドバックが使うのがウチのコンセプトという意味では、左サイドで作っているときに右サイドバックがあそこまで行けるというのは狙いとして持っている部分。そういう意味では良い形になったかなと思います。

 

――プロ初出場を果たした選手に今後期待したいところは。
今日の先発メンバーは昨年までいた選手が10人。三沢が一人新加入で入ったと。彼はこのプレシーズンの約2カ月の間を通して、非常にチームに落ち着きをもたらす。非常に良いクッションになる。アタックゾーンに入る前のところで、彼のキープ力であるとか、ボールを受ける場所が良いと。非常に良い役割を果たしてくれていたので、思い切って使ってみました。非常に持っている能力を発揮してくれたと思います。改めて今後楽しみだなと思っています。
後半に出場した進、河野はちょっと時間が短かったけど、もう少しチーム全体が落ち着いている状況だったら彼らの能力を発揮できたと思うけど、少し「さぁ、守り切ろう」という状況の中で、バタバタしてしまったかなという印象はあります。ただ、彼らは非常に良い準備をしてくれてやってくれているので、今後もしっかり彼らの活躍の場があるという印象を持っています。