2019/07/08
トップチーム
2019明治安田生命J3リーグ第15節 ロアッソ熊本戦 監督・選手コメント
■シュタルフ 悠紀 監督
本当に良い試合ができたと思っています。
試合前にも言っていましたが、首位相手にどれだけできるかという半年間積み上げてきたモノを出そうと選手たちと話していました。本当にピッチに立っていた選手、ベンチで支えている選手、スタジアムにいた選手、一丸となって本当にY.S.C.C.のいまのサッカーを90分間お見せすることができたと思います。
それだけに、良いサッカーをしていたのもわれわれのほうだと思いますし、チャンスが多かったのもわれわれのほうだったと思っています。シュートが多かったのもわれわれだった。残念ながらゴールネットを1回揺らしたのもわれわれだったですけど、結果終わって2-2というところは非常に悔しいです。
――サイドで起点を作られることも多かったが、そこに対しての対応について。
左SBが高い位置、右SBがボールを持って起点を作ってくることは想定内。そういったところに入ってからでも対応できるようなところは心がけていた。ちょっと中盤の選手とトップ下の選手の運動量は高いモノが求められたと思う。そこで少し遅れてしまったときとか、うまくサイドを変えられたときは剥がされるシーンもありましたが、どっちの失点もプレッシングの問題から生まれたモノではないですし、あまり気にしはしていません。
そこは全部取ることはできないし、剥がされることもある。剥がされれば後ろで落ち着いて守ろうというところは4バック中心にアンカーの土館と手分けして非常に良くできていたと思います。
――逆転して勝ち切るために必要なことは?
単純に質ですよね。これだけチャンスがあったわけですから後半だけではクロスバーが2回あったり惜しいところもあったし、そこで1本でも決めていれば試合は大きくわれわれのほうに動いていたと思います。
一つ目で大きいところは質ですね。一つひとつのパス、一つひとつのシュートといったところの最後の質をみんなで磨いていけばもっとゴールネットを揺らせる。でも、そのプロセスはなかなか時間がかかるもの。それよりも評価したいのはチャンスをたくさん作っている部分や連携の部分やコンビネーションがうまく決まっている部分、カウンターがたくさん良い形がたくさんあったりと。そういうところでは形も作れてはいるので、良い方向には向かっていると思います。
――この半年間での成長について。
前期というところで言ったら残り2試合を残している。勝点で言えばあと3ポイント足りない。そういう意味ではある程度、想定内な戦いができていると思う。一人ひとりの成長は個人差があるけど、全体的に早いモノがあると感じています。選手はよくやってくれているなと感じています。
今日も勝てなかったし、前節も勝てなかったですけど、内容を見ると日に日に良くなっていっていると私は手応えを感じています。選手も課題やテクニカルエリアから「もうちょっとこうしていこう」という声に素直な耳を持っている。改善しようと成長意欲が大きいので、こういったパフォーマンスに表れているのかなと思います。
■選手インタビュー
谷 俊勲
――Jリーグ初出場となりました。
少し緊張はありました。今まで、キーパーコーチを含めてやってきたこの積み重ねで、やってこられたので、いつも通りやってきたことを出そうかなと思ってやりました。
前半はつなぐところも意識してつなぐことができたところもありましたけど、後半は修正しないといけない部分もたくさんありました。次節に向けて見つめ直してやっていきたいです。
――ゲームプラン通りにゲームを進められたと思うが。
下からつなぐことは前半も後半もできた部分があるので、最後のフィニッシュの精度を高めていければ次は必ず勝てると思います。
守備全体的にも全員がハードワークしてくれたおかげで失点も2で抑えられました。自分のポジショニングもそうだし、もっと詰められるところで詰める。弾くところもそう。そいうところを見つめ直してもっと突き詰めて次はゼロで抑えたいです。
西山 峻太
――素晴らしい得点でした。
今年はよりチームのために、チームが良いプレーをするために右サイドを崩したあともセカンドボールを拾える位置にいるというところでバランスをとりながら今日は相手のサイドハーフもペナルティーエリアの近くに戻る選手だったので、チャンスがあったら行こうと思っていました。ペナの中ではなかったけど、ペナ付近に行けたのは良かったと思っています。
――今日はキックのフィーリングが良いように感じたが。
そうですね。練習もしてないCKも蹴って、うまく足に乗っている感じもありました。僕は練習していないものを信じないので、CKはたまたまだし、シュートもたまたまです。シュートを決めたあとも冷静でしたけど、「なにかあるな」と思っていた中で、すぐに失点してしまったのでチームとして残念です。
進 昂平
本当になんで勝てなかったのか?という内容でした。守備のところも良かったし、攻撃でもずっと自分たちが支配できていたと思う。後半にも自分のビッグチャンスがあったので、そういうところを決め切ることができなかった。失点も不運なところもあったし、なんか別に引き分けの内容のゲームではなかった。
――逆転した1分後に失点。
それ以前に自分もそうだし、(浅川)隼人、(柳)雄太郎もそうだしビッグチャンスがあった。そこを決めて2点差にしていれば全然違う内容になっていました。守備の甘さというよりも攻撃の最後の質のところだと思います。2失点しても3点、4点取れるチームにならないといけない。