2019/11/05
トップチーム
2019明治安田生命J3リーグ第29節 アスルクラロ沼津戦 監督・選手コメント
■シュタルフ 悠紀リヒャルト監督 会見
本当に選手を褒めることしかできないなと思います。入りから集中していて、本当に疲れが溜まっている中でもボールを動かして相手のスキを突くと。やろうとしていたことを一人ひとりが一生懸命やってくれました。その中でアンラッキーな失点をしてしまいましたが、それでもへこたれずに落ち着いてやっていこうと後半に入りました。そこでまたアンラッキーな失点をしてしまいました。そこから今日、選手たちが見せたプレー、パフォーマンスは監督として何も言うことはありません。脱帽しています。大きなリスペクトと彼らの実力と自分たちの力でもぎ取った勝ち点3だと思います。こういう形でクラブ最多勝利数という9勝目を取れたことは本当に誇らしく思っています。
――逆転勝利のポイントとなった部分は?
戦術的なところでは大きくやることを変えていないです。河野と大泉のサイドをチェンジして、ちょっとクロスのところに対してFWの入りが遅いイメージがあったのでカットインという選択を持てるように、河野の良さを出せるように左サイドにしました。あとはマッチアップで38番の選手に抑えられている部分もあったので、逆側で暴れてもらおうかなと思っていました。逆に38番の寄せのところで大泉のパスワークだったり、マッチアップとしてそのほうが良いと思って変えました。
でもそのほかは変えていません。自分たちがやろうとしている効果的な攻撃、数的優位を作って相手を意図的に引き出して、その背後で縦パスのパスコースを作って選手が潜って3人目の選手が背後を取るというのを徹底して継続できたことが一番大きかったです。失点の部分は本当にアンラッキーな失点だったので、気にせず焦らずできたことが今日は良かったと思います。
浅川も最近点を取れていませんでしたが、このような最高の形で3点を取ってくれました。あとは途中出場した選手が本当に流れもそうですが役割に徹してくれました。出られなかった選手も含めて練習からやってくれました。今日はチーム全体で勝ち取った勝点3だと思っています。
――J3加盟後最多勝利数を更新しました。いまの心境は?
繰り返しにはなりますが素直に誇らしいです。ただ、やっぱり選手たちが実際にプレーしているので僕は本当にたいしたことをしていません。選手の良さをどうやったら出るのかなというのをタッチラインから考えて選手に自信を持たせてプレーさせているだけです。本当に僕の力というよりも、今年の選手たちが一丸となってやっていることや、控えを含めた一人ひとりが躍動した1年を過ごせていると思っています。こうやって新記録を出すことができ、残り5試合で少しでも記録更新できるようにしたいです。嬉しいです。
■選手インタビュー
佐藤 祐太
――強烈なミドルシュートがJリーグ初得点となりました。
今までこんなゴールは、人生で初めてだと思います(笑)。それが今日出たので嬉しかったです。正直、点を取ったらベンチのほうに行くことは決めていました。そうやって喜ぶことを決めていたのですが2-1だよなと。これベンチに行っている時間はないなと思って、あんまり喜び方も分からなかったし、すぐに戻りました(笑)。
――自身のゴールが逆転を呼び込みました。
たまたま自分が点を取っただけです。0―2になったけど点を取れるなという雰囲気はあった。たまたまPKで取られて0-2になったけど、そんなに焦らずにボールを回せていたし、そういう面では成長できているのかなと思います。たまたま自分が点を取って、その流れでギアを上げられたということはチームの勝利に貢献できたので本当に良かったです。
浅川 隼人
――ハットトリックを達成しました。
今季最低10点を取るところとハットトリックをする。あとはDAZNさんのスーパーゴール集に選ばれることを目標にしてきました。本当にあとベストゴールという目標を残して、すべての目標を達成することができました。これからもっと得点王を狙っていくために、一つ成長ができた試合だったし、得点だったなと思います。
どこかで点は取れると思っていた。別に点を取れていなくてもチームが勝ったり、アシストもできていたりチャンスは少なからずありました。そこにタイミングと精度が伴ってくれば点は取れるだろうなと思っていました。そこで、今日は運よく3点を取れました。それを今後も続けていけたらなと思います。
――ハットトリック達成後は目標とする佐藤寿人選手と同じゴールパフォーマンスをしましたね。
本当は11点目でやる予定だったんです。同点だったので、まだ行きたいなという思いがあったので取っておきました(笑)。
寿人さんをずっと憧れにしてきました。ずっとずっとゴールシーンを見てきた中でああいったワンタッチゴールというのを見てきた。自分もそういうゴールを決めたい憧れが強かった。今までワンタッチゴールは少なかったけど今日は3点ともワンタッチゴール。本当にうまく出たシーンだったなと思います。
河野 諒祐
――素晴らしい突破力を見せていた印象が強いです。
前半から割と良い感じでボールが入ってきていて、キックのフィーリングも良かったです。後半は左サイドに変わりましたが、縦も中も行きやすくなったので、そこで自分の良さを出しやすくもなったし、良いボールを蹴ることもできた。久々にアシストもできて良かったです。
――自分たちのやってきたことを出し切れたことが逆転につながった?
そうですね。結果が出なくてもやることを変えずにブレずにやれて来れていました。それは確実に今日の勝利もそうですし、積み重ねがつながっていると思います。そこは良かったかなと思います。
――守備面も安定しているように見えたが。
そうですね。なんで2失点したのかという感じでした。安定した守備もできていたし、今日はチャンスを決め切ることができたので、それが勝利につながったのかなと思います。