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2018/03/26

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3/25 ガンバ大阪U-23戦 樋口靖洋監督記者会見コメント

3/25 ガンバ大阪U-23戦 樋口靖洋監督記者会見コメント

樋口 靖洋監督

0-0というスコアで勝ち切れなかった、勝点1だったというところは非常に残念である結果であります。ただ、90分を通してゼロで抑えることができたと。今シーズンは全部失点していて、実は練習試合も含めたら全試合失点しているんですね。それが今日はこういうボールを握れるチームに、つまりガンバは非常にボールを回すのが上手いし、ボールを握ることで主導権を握るチームです。それに対してしっかり粘り強い守備を見せたし、最後のところの集中力もあった。そういう意味では非常に評価のできる守備だったのではないかなと思います。

それから攻撃に関しても自分たちでボールを握るということは今日の大事なテーマでした。相手がボールを握るチームであれば、それ以上に「俺たちは握ってやろうぜ」という部分も見せる時間帯も作れたというところを言えばスコア以上に評価できる試合だったかなと思います。失点ゼロが次につながるし、決定機を3回ぐらい作っている部分も課題ではあるけれども次につながる可能性を見せるゲームだったと思います。

また今シーズン4試合目にして先発メンバーを何人か変えました。その選手たちに対する評価も改めて再発見できるプレーもあった。そういう意味では非常に課題はあるが、より手応え、成果のあったゲームだったと思います。本当にホームで勝ち切って勝ち越すということが大事な目標だったので、勝ちたいという思いが強いけど、これを続けていきたいと思います。

――先発メンバーを数名変えたのは連戦であることも含めて?

一番は疲労感を感じていた。前節の盛岡戦で少しボールへ出られなくなってきていることがチーム全体であった。逆にフレッシュな選手を入れたほうが良いかなというのが一番ですね。

――足が止まり後ろに重心が重くなってしまった時間帯があった。そこで交代策をする選択肢もあった?

もちろん交代でパワーアップしたい気持ちもあったけど、守備の集中力。そこのバランスをあんまり崩したくないなと思っていた。勝ち切るために選手交代はもちろん考えていた。逆にあの時間帯攻められてはいたけれども、守り切れている手応えはあったので、逆に良い取り方からカウンターで出てチャンスを作れるなというのがあった。あんまり動けないというよりは、今日は動かないように最後のほうは決めました。

――河野、土館が加入後初スタメンを飾ったが。

二人は初先発だったけど持ち味を出してくれたなと思います。河野に関して言えば縦に行くスピードであるとか、守備の1対1の対応。これも非常に集中してやっていたし、まぁ彼のあの左足のシュートが入っていれば万々歳だった(笑)。だけどああいうシーンを作れるということは彼の魅力だと評価したい。

それから土館に関してはスタートは実は[4-1-4-1]の1ボランチにしてアンカーでやった。途中であれだけ回されてしまうと逆に[4-4-2]でダブルボランチにするほうが真ん中を閉じられるだろうと。そう変えたときのほうが彼が活きましたね。彼が自分でボールに行けたり、京介が横にいることで自分が安心して守れるとか色んなことができると。これは新たな発見ですね。90分を通してタフに戦ってくれたと思います。