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2019明治安田生命J3リーグ第11節 ギラヴァンツ北九州戦 監督・選手コメント

2019年06月10日

トップチーム

2019明治安田生命J3リーグ第11節 ギラヴァンツ北九州戦 監督・選手コメント

■シュタルフ 悠紀 監督
とても良いゲームだったなと思います。北九州さんもさすがで、すごく強かったです。それに対してわれわれの選手も非常に集中力を高く、守備もやろうとしていた形で失点をしなかった。ただ守るだけではなくて、意図的なカウンターも効果的に打つことができていました。
後半に関してはちょっとしたスキで先制点を取られてしまったので、さすが北九州の選手のクオリティーに高いモノがあるなというところもありました。それが結果的に僕らの敗戦につながったと思います。その失点したあとも僕らは成長している姿を見せることができたと思っています。強い相手を前にしっかりと選手たちがボール保持をして数多くのチャンスを作っていけました。
その中で流れが来ていたけど、遅延行為でカードが出ない、ファールを取ってくれない。そういうふうになってしまうとサッカーになりませんし、そのようなジャッジがあるとJリーグのレベル自体が上がらないと思います。これを言うと審判批判になるかもしれないですが、本当に日本代表がW杯で勝つためにJリーグのレベルを上げていかなければならないと感じています。選手、スタッフ、広報、メディアのみなさんが日々頑張っている中でレフェリーの質が上がってきていない。最近はミスジャッジも目立っています。
サッカーというのは生き物で流れのスポーツです。流れというところで言うと本当に笛の吹き方一つでゲームの流れが左右されてしまう大役をレフェリーは担っている重責ということを、もっともっと認識してほしいです。われわれも一生懸命、選手も仕事をしながら日々厳しい環境でやっていますし、その努力に泥を塗る行為だと思います。これは悪いふうに言っているわけではなく、負けたせいにしているわけではない。僕らに力が足りなかったのは明確だけど、報われない試合だったなと思っています。

――Jリーグの監督になったからこそ、ジャッジの部分で思うところがある?
選手時代から、同じように気にしていました。監督よりも選手のほうが、ストレスがかかると思います。ただ、やっぱり私は監督が偉い役職だとは思っていないですけど、チームをリードする立場にあります。やっぱり自分の選手たちを守らないとダメだという気持ちもありますし、彼らが選手として守られていないというのが、すごく悲しくなります。それは立場が変わることによって、純粋な選手時代のジャッジの怒りから、指導者になって選手が可哀想だなと思う。何とかしてあげたいけど、自分では何もできない歯がゆさや、悔しさがある。その感情のチェンジはあるかもしれません。

――システムを[5-4-1]で臨んだのは北九州が人数を掛けて攻めてくるストロングをカウンターで対抗するため?
​カウンターもそうなんですが、われわれには守備の課題がある。相手のSBとSHの連携でSHが中に入ってSBが高い位置を取る攻撃パターンに対して守りやすい配置にしました。あとチーム事情もあって、今まで2トップだったところをコンディション面の懸念もあったのも含めて、こういう戦い方を選びました。戦い方自体には問題はなかったのかなと思います。

 

■選手インタビュー

土館 賢人
今日は相手が2枚で前からチーム全体でガンガン来ると分析していました。2枚に対して数的優位で運びたかった。でも相手の勢いにやられてしまってボールを取ってもパスがつながらなかった。そういう中で前半を失点せずに我慢できたのはチームが成長したところかなと思う。
​​後半は良い感じに入れたし、チャンスも作ることができた。でも、やっぱりちょっとの詰めが甘くて失点してしまって、そこから良い流れも来たけど最後の失点は仕方ない部分もある。ちょっとは良くなってきたとは思うけど、もったいない試合でした。

 

佐川 亮介
自分たちはGKからビルドアップするということが、コンセプトで練習もやってきました。だけど、北九州とやってみてレベルが一個上でした。自分たちを消極的にさせる相手でした。もっとつなぎたかったけど、あんまり自信を持ってやることができなかったのは悔しいところです。
ただ、そういう相手にも自信を持ってやって、それが上手くいけば、このチームでも勝てるという自信にもなると思う。もっともっと相手が強いと分かっているからこそ、チャレンジしても良かったのかなと思いました。

 

芦野 翔斗
――プロ初先発となった試合を振り返ってください。
​前半はディフェンスに追われることが多くて自分らの時間が少なかった。後半は何度かチャンスもあったし、高い位置でボールを回すことができていました。自分の長所も生かすことができていたと思う。だからこそ、前半に自分らのペースに持っていかないと、自分が入っている意味もなくなってしまう。
​相手も上手かったです。技術が高くて、簡単に剥がされることも多かったし、しんどかったですね。